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​早稲田大学モダンジャズ研究会

【ダンモ会員紹介】E年 トロンボーン 松井編

皆さんこんにちは、早稲田大学モダンジャズ研究会E年(3年)の松井千隼(ちはや)です。楽器はトロンボーンを吹いています。私は早稲田大学国際教養学部に在籍しており、現在は国教生らしく(?)留学中で、6月頃帰国する予定です。今回の記事は、他の会員の紹介記事にならって私の楽器・ジャズ遍歴と、その中でのダンモが占める立ち位置などについてお話したいと思います。


【ダンモ会員紹介】E年 トロンボーン 松井編

トロンボーン、そしてジャズを始めたきっかけ

現在演奏しているトロンボーンは小5の時に始めました。管楽器にしては比較的早いスタートになったのは、私が通っていた某小中高一貫校の音楽のカリキュラムがアメリカから持ち込まれたもので、小5から生徒全員がそれぞれ管打楽器を与えられ、中1からは即興演奏にも足を踏み入れるという、かなり特殊なものだったからです。

その中学1年の時点で知った即興の楽しさからジャズに薄々興味を持ち始めましたが、本当の転機は2年の秋に訪れました。

当時ヘッドハンティング制だった高等部のビッグバンドに欠員が出たことで、中学生ながら私に白羽の矢が立ったのです。周りは全員高校生の先輩だらけで、初めは全く吹けなくて恥ずかしい思いをしまくったことを今でもはっきり覚えています(笑)。

ただ、それからというもの、ジャズ、もといジャズトロンボーンの魅力にどんどん惹かれていきました。ちなみに最初に聴いたジャズトロンボーン奏者はカーティス・フラー、最初に聞いたアルバムはコルトレーンの「Blue Train」だったと記憶しています。

タイトルトラックにとにかく衝撃を受け、今でも全員のソロを歌えるくらいには聴きまくりました。ジャズを始めたての頃はこのほかにもカーティスフラーのアルバムをたくさん聴きあさっていたのをよく覚えています。

【ダンモ会員紹介】E年 トロンボーン 松井編
(画像:Blue Trainと、ジャズ初めたての頃に特によく聴いていたフラーのアルバム2枚)

ダンモに入ったきっかけ

元々私は中高でジャズ以外にも吹奏楽もやっていたり、地元のアマチュアオーケストラに時々参加したりもしていたので、大学では他ジャンルの音楽サークルに入ることも一瞬考えました。ただ、なんだかんだジャズの経験年数が一番長かったのと、前述のビッグバンドの一員としてコロナ前まで毎年ゲスト出演させてもらっていた太田市大学ジャズフェスティバルで聴いた早稲田ハイソサエティオーケストラが早稲田を第一志望に据える決め手になったりしたので、ジャズを続けようと決めました。

ダンモについては、タモリがOBにいる早稲田のジャズ研こそがダンモだったことを入学直前に知り、すぐに入会を考えました。入会の決め手はハイソの新歓で、すでにダンモに入会していたドラムの二木(ふたぎ)幹弥君に出会ったことでした。イベント後ダンモの部室に一緒に行き、入会手順などを教えてもらい、その後すぐ入会しました。

ハイソには抽選に漏れてしまい入れなかったのですが、ビッグバンドのサークルでは味わいにくい自由な雰囲気と、二木君をはじめとする、ミュージシャンとしても人としても最高の仲間たちに囲まれてとても幸せです。


【ダンモ会員紹介】E年 トロンボーン 松井編

さいごに:ダンモ入会を考えている方々へ

ここまで読んでくれた人は、こんなガチな(?)人がいるガチなサークルなんだ…と身構えてしまうかもしれません。実際、ダンモはその長い歴史の中で日本のジャズ界を牽引してきたプロを多数輩出しているサークルだけあって、確実にジャズが上手くなる環境が整っています。しかし、みんな大学入る前からゴリゴリジャズをやっていたかというと全くそうではなくて、例えば岡本幹事長のように、ジャズどころか楽器自体も完全初心者で入会した人もいれば、もともと吹奏楽をやっていて、大学でジャズを始めた人もいます。特に近年はそういう人が大多数です(笑)。私の経歴は極端なケースなので、あくまで「中にはこんなヘンなやつもいるとは、面白そうなサークルだな」くらいライトに捉えてくれれば幸いです。マネージャーの瀬下が会員紹介で書いていた通り、ダンモには本当に色々なバックグラウンドを持った人が様々な形でダンモに関わりながら音楽をしています。演奏に限らず、文学や文化などどんな観点からでも、ジャズに少しでも興味がある方は、とりあえず一度ダンモを覗きにきてみてください。予想だにしなかった人や音楽との素晴らしい出会いがきっと待っています。


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